かごめ
曲:藤原聡
詞:小海元
編曲:ぼすとん茶の湯会

深い深い森の奥で 美しき少女が身を投げる
「渇き」「大水」「飢え」「病」「死」 化物の怒りを静めるため

ある日少女の父は語った 強く少女を母は抱きしめた
華やかに着飾った天使の 白き羽が屋根に舞い降りる

「どうぞ怒りを静めたまえ」 己引き替える夕凪
固く目を閉じ祈る少女 ゆめゆめ叶わない道化

深い深い森の奥で 朝日に化物目を覚ます
小鳥の歌 川のせせらぎ 木々の語らいに澄ます日々

その日化物は目を奪われた 青き輝く湖の向こう
広げた白き翼、天衣無縫 一瞬の静寂断つ、紅

「どうか少女を殺さないで」 災は世の道理、条理
人と相容れない化物 ゆめゆめ叶わない道化

少女はその身に願った 化物をその身を呪った
少女は平和を 父の、母の、皆の その身に願った

「どうぞ怒りを静めたまえ」 己引き替える夕凪
固く目を閉じ祈る少女 ゆめゆめ叶わない道化
「どうか少女を殺さないで」 災は世の道理、条理
人と相容れない化物 ゆめゆめ叶わない道化 ユメウツツに溺れ踊れ